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Afternoon Cafe featuring Motoharu Sano | ||||||||
佐野元春はアルバム『THE SUN』のプロモーションで、2004年7月26日から4日間関西でキャンペーンを展開した。29日にはfm osakaを半日ジャックし、約4時間のラジオ番組に生出演した。生放送、しかも4時間の番組を担当するのはこれが初めてということだった。 fm osakaのウィーク・デイでは2週に渡り"Power 2 Weeks"「ナツメロ」特集が組まれ、1週目は「夏メロ」でサマー・ソングを徹底してオンエア。2週目は「懐メロ」で年代別に象徴的な音楽シーンのトピックスを取り上げて特集していた。最終日の29日午後はその総決算として、"All Time Pop Music Request 1Day"と題し、ファクスやインターネットでリスナーからのリクエストを募り、佐野元春が「Afternoon Cafe」のゲストDJを担当する特番を放送した。 ON AIR LIST 01 The Beach Boys / Wouldn't It Be Nice 02 Swing Out Sister / Break Out 03 Daryl Hall John Oates / Kiss On My List 04 Cyndi Lauper / Time After Time 05 Joe Jackson / You Can't Get What You Want(Till You Know What You Want) 06 Tears For Fears / Advice For The Young At Heart FLASH BACK 1980(Elton John, Olivia Newton-John, Billy Joel) 07 The Honeydrippers / Sea Of Love 08 The Lovin' Spoonful / Summer In The City 09 佐野元春 / Wild Hearts 10 Felix Cavaliere / Never Felt Love Before 11 Stevie Wonder / Superstition 12 佐野元春 / Rainbow In My Soul 13 Bette Midler / Stranger In The Town 14 Boz Scaggs / Lowdown 15 Chris Rea / Fool(If You Think It's Over) 16 James Taylor / How Sweet It Is(To Be Loved By You) 17 Nicolette Larson / Lotta Love 18 The Beatles / Two Of Us 19 Ben E. King / Stand By Me 20 佐野元春 / 観覧車の夜 21 Frank Sinatra / Summer Wind 22 Van Morrison / Once In Blue Moon 23 Steely Dan / Blue Beach 24 Steve Winwood / Different Light 25 The Thorns / I Can't Remember 26 Counting Crows feat. Vanessa Carton / Big Yellow Taxi 27 Katrina And The Waves / Walking On Sunshine 28 Seals & Crofts / Summer Breeze 29 Sly & The Family Stone / Hot Fun In The Summertime 30 佐野元春 / 月夜を往け 31 佐野元春 / DIG 32 佐野元春 / Someday 33 佐野元春 / 太陽 番組は「Afternoon Cafe」木曜日担当の樹原マユミと一緒になって進行した。樹原マユミは佐野元春のことを「モト様」と呼び、「モト様が曲を紹介するといつもより良く聞こえます。いつもよりいいホール&オーツでした。いつもは普通のホール&オーツなんですが、モト様が丁寧にリボンをかけてプレゼントして下さるようなそんな気持ちになりました」と持ち上げた。 番組の前半は80'sの曲を特集、途中にリクエスト曲やサマー・ソングを挟みながら、中盤は70'sの曲(ベッド・ミドラーなど)の特集となった。ニコレッタ・ラーソンについて佐野元春は「残念ながら彼女はもういないですけれど、彼女の曲は永遠に残っています」と話した。 通常のレギュラー・コーナーは樹原マユミが担当した。例えば「フラッシュ・バック」のコーナーでは佐野元春がデビューした1980年をピックアップ、エルトン・ジョン、オリビア・ニュートン・ジョン、ビリー・ジョエルの曲を取り上げていた。 「フォーチューン・ミュージック」は運勢のよい星座をランキングにして紹介するという星占いのコーナー。この日はいて座が1位となり、佐野元春からはいて座のミュージシャンということで、元ヤング・ラスカルズのフェリックス・キャバリエの曲が選曲された。 「ムービー・インフォメーション」では佐野元春から音楽映画の話題が提供された。自身が中学生の頃はMTVなどなかったので、好きなアーティストのリアル・タイムの映像を見るには映画しかなかったそうだ。映画『Let It Be』でビートルズの演奏シーンを見て感激したという。 「シーズンズ・マガジン」はその週に開催される花火大会の情報がアナウンスされた。佐野元春が印象に残っている花火は、1983年マンハッタン滞在中に見た独立記念日の花火だそうだ。日本の花火は情緒があるけれど、アメリカの花火はダイナミック、そしてマンハッタン中から多くの移民がかけつけて、花火を見て「オレたちはユナイテッド・ステイツの市民なんだ」とひとつになる瞬間を目の当たりにしたと話した。そんな季節の話題の中で、佐野元春は台風10号が近づいてきてたので夏の風の歌を選曲、シナトラのロマンティックな「Summer Wind」をかけた。 「ザ・ヴォイス」はインターネットを利用したクリック・アンケートのコーナー。「ドライヴのBGMは?」という質問で、答えは1.ラジオ(58%)、2.好きなCD(22%)、3.オリジナル・ディスク(15%)、4.鼻歌(2%)、5.無音(3%)。普段はスクーターに乗っててiPodなんかで音楽を聴いているという佐野元春の答えは「ラジオ」。 その後の「サマーソング・フェイバリット」では夏にまつわるトークを。夏になると必ず蝉が鳴く日をチェックするという佐野元春。「大抵、7月20日とか21日に一斉に鳴き始める。なぜだか不思議なんだけど学校が終る日にワ〜と鳴き始める。でもね、今年はおかしいよ。僕が鳴くなと思った日よりずっと前に鳴き始めたから。14日とか、びっくりした。あ〜と思った」と話した。 後半は「僕のフェイバリット」、「サマーソング・フェイバリット」、『THE SUN』特集と続いた。「僕のフェイバリット」は「音楽の神秘、音楽のマジックを信じていて、音楽をあなどってないという決意が感じられるアーティストの楽曲を」ということで、ヴァン・モリソンやスティーリー・ダンなど5曲を選曲した。佐野元春はレコーディング・アーティストになる前にラジオ番組の制作会社にいて、ロサンゼルスのFM局を取材するという企画を会社に提出し、アメリカ西海岸へ旅立ったことがあった。あるR&Bの専門局で黒人のDJに「あなたにとってラジオ・メディアとはどんなものなんですか」と質問すると、彼はしばらく考えたあとで一言「LOVE」と答えたそうだ。この答えに佐野元春は大いに感動したという。「メディアは愛である」ということ、佐野元春自身も大事にしたいフィロソフィーで、ラジオ番組をやるときにはいつもこの黒人DJのエピソードを思い出すそうだ。 『THE SUN(初回生産限定盤)』を購入する。 『THE SUN(通常盤)』を購入する。 |
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