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いのちの歌(2012)

01 いのちの歌
02 輝く女性(ひと)よ!
03 いのちの歌
(Piano & Vocal Version)
04 いのちの歌
(Original Karaoke)
05 輝く女性(ひと)よ!
(Original Karaoke)
いのちの歌
ワーナー・ミュージック・ジャパン WPCL-11024
2012年1月25日リリース
オリコン・チャート最高位10位

「いのちの歌」はNHKのドキュメンタリー・ドラマ「開拓者たち」(満州の開拓者の話で満島ひかりが主演。2012年の元旦から4週にわたってBSプレミアムで放映された)の主題歌。カップリングはコーセイのスキンケア化粧品「GRADAINE LUXAGE(グランデーヌ　ルクサージュ)」のCMソングとして、2011年の秋に竹内まりやが書き下ろした「輝く女性(ひと)よ!」。初回限定盤のみ2大特典。「いのちの歌」のピアノ&ヴォーカル・ヴァージョンをボーナス・トラックとして収録。ピアノを弾いてるのは作曲した村松崇継。さらに「いのちの歌」のピアノ譜を封入。この曲は老人ホームや小学校の卒業式とかに、コーラスや合唱の会で歌われてるという。

「いのちの歌」のプロモーション・ビデオを作るにあたり投稿写真を募集し、「みんなの写真」で「いのちの歌」のプロモーションビデオを作ろう!という企画が行われた。完成したプロモーションビデオはワーナーミュージックの竹内まりやの特設サイトで公開されている。
http://wmg.jp/mariya/

「いのちの歌」はもともとは2008年から2009年にかけて放映されたNHK朝の連続ドラマ小説「だんだん」の劇中歌。のちに主演の茉奈佳奈がシングルとして発表した。このときは作詞家が誰なのか明らかにされてなかったが、「だんだん」で主題歌と語りを担当した竹内まりやがMiyabiというペンネームで作詞をしている。2010年12月に行われた「souvenir again」ではピアノの弾き語りで披露された。2010年の時点ではひとつのチャレンジみたいな感じであったが、この曲もまた東日本大震災によって当初の曲の意味合いとは違って聴かれるようになった。今は普遍的なメッセージが心に響く。

「輝く女性(ひと)よ!」は竹内まりや作詞作曲による女性賛歌。編曲とプロデュースは山下達郎。シンガー・ソングライターとしてこの沈んだ時代と寄り添う中で生まれた作品。温かい励ましの心が伝わる。

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ウイスキーが、お好きでしょ(2010)

01 ウイスキーが、お好きでしょ
［CMアレンジ Version］
02 ウイスキーが、お好きでしょ
［オーケストラ Version］
03 You & Night & Whisky
［ストリングス Version］
04 ウイスキーが、お好きでしょ
［CMアレンジ Version］
（Original Karaoke）
05 ウイスキーが、お好きでしょ
［オーケストラ Version］
（Original Karaoke）
 ウイスキーが、お好きでしょ
ワーナー・ミュージック・ジャパン WPCL-10876
2010年11月3日リリース
オリコン・チャート最高位18位

　4月からサントリー「角ハイボール」のCMに使われている「ウイスキーが、お好きでしょ」を3種類のアレンジで収録しているシングル。CMで使用された「CMアレンジ Version」、服部克久が編曲した「オーケストラ Version」、英語詞で歌われる「ストリングス Version」(服部克久の編曲)の3ヴァージョン。CDジャケットのイラストは浅井健一の書き下ろしによるもの。

　「ウイスキーが、お好きでしょ」は1990年に石川さゆりがサントリーのCMで歌っていた曲。作詞は田口俊で作曲は杉真理。

　今回のCMに使用された「CMアレンジ Version」は杉真理がアルバム『LOVE MIX』（2002年）で発表したジャズ・コンボによるセルフ・カヴァーをリメイク。アレンジは杉真理のヴァージョンと同じく嶋田陽一が担当している。作詞者の田口俊が歌詞を一部加筆し、杉真理がコーラスで参加したリニューアル・ヴァージョンとなっている。

　「CMアレンジ Version」は市原ひかりのトランペット・ソロを、「オーケストラVersion」は平原まことのサックス・ソロをフィーチャーしている。

　英語詞の「You＆Night＆Whisky」は1991年に発売されたスリー・グレイセスの再結成アルバム『ザ・スリー・グレイセス＆素晴らしき仲間たち』に収録されていたもので(英語詞はメンバーの星野操が書いている)、フルートとストリングスを主体にしたアレンジになっており、このイングリッシュ・ヴァージョンについて竹内まりやは『Long Time Favorites』で「いそしぎ」のような1960年代の楽曲を歌った時の感覚に近いと話している。

　五十代に入り竹内まりやは「成長｣や「成熟｣をテーマにした曲を歌うことが多くなった。今回のシングルではアレンジを変えて歌ったが、どのサウンドも歌詞に合わせてアダルトな雰囲気が漂っている。イメージする景色がそれぞれ違って見え、おもしろいチャレンジだと思った。

・「ウイスキーが、お好きでしょ」スペシャル・サイト
http://wmg.jp/mariya/top.html

●「ウイスキーが、お好きでしょ」を購入する。
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縁(えにし)の糸[2008]

01 縁(えにし)の糸
02 最後のタンゴ
03 アップル・パップル・プリンセス
('08 New Remaster)
04 縁(えにし)の糸
(Original Karaoke)
05 最後のタンゴ
(Original Karaoke)

 縁(えにし)の糸
ワーナー・ミュージック・ジャパン WPCL-10627
2008年11月26日リリース
オリコン・チャート最高位12位

　NHK連続テレビ小説『だんだん』の主題歌「縁(えにし)の糸」と、NHKラジオ深夜便の"深夜便のうた"の「最後のタンゴ」、1980年のNHK『みんなのうた』でオンエアされてた「アップル・パップル・プリンセス」の3曲が収録されていて、今回のシングルはNHK3連発となっている。初回盤のみCD-EXTRA仕様でデビュー30周年記念コンプリート・ベストから「元気を出して」のミュージック・ビデオが付く。

　シングル発売前日の11月25日は記念すべき竹内まりやのデビュー日だったとか。30周年のデビュー日翌日にニュー・シングルが出るのも何かの縁だと山下達郎はサンデー・ソングブックで話していた。

　「縁(えにし)の糸」のテレビ・サイズは月曜日だけロング・ヴァージョン。火曜日から土曜日はショート・ヴァージョンとなっている。今回ほとんどコンピューターでレコーディングしていて(アコースティック・ピアノ、エレクトリック・ピアノは難波弘之)、ストリングスは後藤勇一郎にストリングス・アレンジをお願いしたそうだ。間奏は村田陽一のトロンボーン・ソロをフィーチャーしている。出雲出身の竹内まりやは歌詞の中に"八雲立つあの場所へと"と入れたことで、ようやく出雲のことを歌にできたと思ったのだそうだ。

　「最後のタンゴ」は9月一杯までNHKラジオ深夜便の"深夜便のうた"としてながれていた。作詞は伊集院静、作曲は竹内まりや、編曲は服部克久という異色の作品。竹内まりやは昭和流行歌を意識してタンゴの曲を書いたそうだ。具体的にいうと倍賞千恵子が歌っていた「さよならはダンスの後に」のような世界をイメージしていたとか。自身が書いた曲に第三者の歌詞を乗せて歌うのははじめてのことだそうだ。

　「アップル・パップル・プリンセス」はこれまでCD化されておらず今回初CD化。作曲は加瀬邦彦で、大村憲司が編曲。レコーディング・メンバーは不明だが、中村哲(なかむらさとし)がコンピューターでほとんどやってるんじゃないかな、と山下達郎はサンデー・ソングブックで話していた。

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幸せのものさし/うれしくてさみしい日[Your Wedding Day](2008)

01 幸せのものさし
02 うれしくてさみしい日
(Your Wedding Day)
03 元気を出して
('08 New Remaster)
04 幸せのものさし
(Original Karaoke)
05 うれしくてさみしい日
(Original Karaoke)
06 元気を出して
('08 New Remaster)
[Original Karaoke] 幸せのものさし/うれしくてさみしい日(Your Wedding Day)
ワーナー・ミュージック・ジャパン WPCL-10475
2008年5月21日リリース
オリコン・チャート最高位6位

　TBS系金ドラ『Around 40 〜注文の多いオンナたち〜』の主題歌「幸せのものさし」と、2007年のP&G「パンテーン」とリクルート「ゼクシィ」のコラボレーションCM曲「うれしくてさみしい日(Your Wedding Day)」の両A面シングル。シングルのカヴァーは俳優の児玉清さんにお願いして制作してもらった切り絵だそうだ。

　シングルにはもう1曲、デビュー30周年記念コンプリート・ベスト(2008年秋リリース)の予告編で「元気を出して」の'08 ニュー・リマスター・ヴァージョンが収録されている。ベスト・アルバムのリクエストを募ったところ1位が「駅」で、2位が「人生の扉」、3位が「元気を出して」という結果だった。

　「幸せのものさし」は天海祐希さん主演のドラマ『Around 40 〜注文の多いオンナたち〜』(2008年4月11日金曜日午後10時スタート)の主題歌。ヴァッキング・ヴォーカルで天海祐希さんが参加している。まりやさんが金ドラの主題歌を担当するのは3度目で、『くれない族の反乱』(1984年)に「もう一度」、『となりの女』(1986年)には「恋の嵐」を書いた。

　「幸せのものさし」はアップ・テンポでフィリー・ダンサーといった感じのナンバーになっている。演奏メンバーは、ドラムとシンセベースは達郎さんによるプログラミング、達郎さんは他にアコースティック・ギター、エレクトリック・ギター、キーボードを弾いている。エレクトリック・ピアノは難波弘之さん、ブラスはソリッド・プラスで今回初めてお願いしたとのこと。ストリングスは後藤勇一郎さんにストリングス・アレンジをお願いしたそうだ。

　「うれしくてさみしい日(Your Wedding Day)」はNHKの音楽番組『SONGS』でPVが制作された。母親が娘の結婚を祝うというシチュエーションの曲。ウェディング・ソングなので披露宴でのピアノ演奏で活用してもらうために初回限定盤は本人自筆のピアノ譜と歌詞カードが付いている。

●「幸せのものさし/うれしくてさみしい日(Your Wedding Day)」を購入する。
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