|
佐野元春 with THE HEARTLAND Napoleon Fish Tour '89 |
 ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 限定編集版 SONY MUSIC DIRECT （MHCL1325-1327) オリジナル・リリース 2008.6.4 ● CD - Disc 1 01 ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 02 陽気にいこうぜ 03 雨の日のバタフライ 04 ボリビア -野性的で冴えている連中 05 おれは最低 06 ブルーの見解 07 ジュジュ 08 約束の橋 09 愛のシステム 10 雪-あぁ世界は美しい 11 新しい航海 12 シティチャイルド 13 ふたりの理由 ● CD - Disc 2 01 新しい航海
横浜スタジアム'89・夏（The Heartland demo version） 02 シティチャイルド （The Heartland demo version） 03 愛のシステム （The Heartland demo version） 04 愛することってむずかしい （Album outtake） 05 枚挙に暇がない （Unreleased） 06 ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 （Studio live mix） 07 ジュジュ （Studio live mix） 08 愛のシステム （Studio live mix） 09 モスキート・インタリュード （Album outtake） 10 雪 -あぁ世界は美しい （The Heartland demoversion） (DVD) 01 新しい航海 02 ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 03 シティチャイルド 04 ふたりの理由 05 愛することはむずかしい 06 ボリビア -野性的で冴えてる連中 07 愛のシステム 08 俺は最低 09 ジュジュ BONUS TRACK 10 シェイム -君を汚したのは誰 11 ストレンジ・デイズ -奇妙な日々 12 月と専制君主 13 99ブルース 14 ハッピーマン |
||||||||||
ライヴの記憶はほとんど残っていない。あっという間に終わってしまった印象がある。時間にしたら2時間はあったと思うのだが、佐野元春とハートランドのパフォーマンスは勢いがあり、サーッと目の前を通り過ぎてしまったような感じがした。終わってから西本明がいないことに気が付いた。 神戸国際会館の思い出というとまず思い出されるのがフィルム・コンサート『No Damage』。当時高校生だったが、うまい具合に上映日と学校の創立記念日が重なり、神戸まで観に行くことができた。神戸国際会館を訪れたのはそのときがはじめてだった。 1990年のTime Out! Tourではクリスマス・コンサート「Time Out! Rockin' X'mas」が神戸国際会館で行われた。まだ試験放送中だったWOWOWで生中継された。その後も神戸国際会館でクリスマス・コンサートが行われ、定着しつつあったが、1995年の阪神淡路大震災で致命的な損傷を負い全壊となり、神戸公演はしばらく行われなかった。震災から4年後の1999年春に復旧工事が完了し、神戸国際会館が同じ場所で再開され、その年の秋にStones & Eggs Tourが行われた。 ■Napoleon Fish Tour '89 1989年7月18日(火) 神戸国際会館 2階F列14番 佐野元春(Vocal/Guitars) 長田進(Guitars) 小野田清文(Bass) 古田たかし(Drums) 里村美和(Percussion, Keyboard) 阿部吉剛(Piano, Keyboard) The Tokyo Be-Bop 石垣三十郎(Trumpet) ボーン助谷(Trombone) ダディ柴田(Saxophone) |
||||||||||||
| 佐野元春 ミッドナイトエキスプレス 街角の詩 〜終電から始発まで〜 |
||||||||||||
1989年7月22日土曜日の深夜(23日)にJR大阪駅中央コンコースで行われたアコースティック・ライヴ。副題にある通り終電が出てから開演し( 0:00開場、0:42開演)、始発が出るまで行われたようだ。僕のチケットはスタンディング・エリアのチケット、つまり立見席なので整理券が配布された。89番だ。集合場所は大阪駅北コンコース、旅行センター北側。この公演の主催はサウンド・クリエーターで、協賛がキリンビール(株)、協力がJR西日本、後援がNHKきんきメディアブラン。 このときのライヴには憂歌団、甲斐よしひろ、片桐麻美などが出演していた。他の出演者は失念した。佐野元春は一応シークレット・ゲストだった。もう今となっては記憶も曖昧なのだが、事前に佐野元春が出演するような情報らしきものがあったのかもしれない。僕が覚えているのは、「ナポレオンフィッシュ・ツアー」の関西公演がその週の月曜火曜に神戸国際会館で、木曜金曜が京都会館第一ホールで行れたこと。僕は火曜日の神戸公演を聴きに行ったこと。どこかで佐野元春がJR大阪駅中央コンコースで行われるオールナイト・イベントに出演すると聞いたのでチケットを手に入れて聴きに行った。公演間近だったので立見席しか手配できなかった。1989年というと、そうFM802が開局した年なので、もしかしたら佐野元春本人がラジオで言ったのかもしれない。メディアでいえばNHKがこのイベントに絡んでいて生中継していた(放送は衛星放送だけだったのかもしれない)。 アコースティック・ライヴなのにリズムボックスとシンセサイザーを使って演奏した。演奏曲は「コンプリケーション・シェイクダウン」と「99ブルース」の2曲だけだったと思う。「99ブルース」の前に参院選の投票を呼びかけた。「僕はどの政党もパーティも支持しないけれど、今日は選挙に行こう」と。セットチェンジのあいだには、音楽評論家の平山雄一氏が出演後のミュージシャンにインタビューをすることになっていて、会場でその様子が見られるようになっていた。たしか噴水のところに大型モニター・ヴィジョンが設置されていたはず。佐野元春は1969年に新宿駅西口広場で反戦フォークの集会が週末に開催されていたことがあったという話をした。学生を中心にした聴衆が集まって騒ぎになったことがあったのだと。あとはその夜に使った機材は古田たかしに借りたとか、もう眠たいのでホテルに帰って寝るとか話した(笑)。 僕は友人と二人で見に行っていて、佐野元春を見て会場を後にした。スタンディングだったので長時間の公演は体力が続かなかったのだ。もちろん電車は動いてないので帰られなくて、映画館に行って眠ることにした。オールナイトで『インディ・ジョーンズ』の続編か何かをやっていたので、結局そのまま観た記憶がある。 ■ミッドナイトエキスプレス 街角の詩 〜終電から始発まで〜 1989年7月23日(日) JR大阪駅中央コンコース スタンディング・エリア自由席 整理番号89番 佐野元春(Vocal/Keyboards) 「ミッドナイトエキスプレス 街角の詩 〜終電から始発まで〜」の映像がYouTubeにアップされている。
・Complication Shakedown http://jp.youtube.com/watch?v=V6Bm66dzAGI ・99Blues http://jp.youtube.com/watch?v=u8P_jJyxsPM ・DaisyMusic On YouTube http://www.moto.co.jp/NF_LimitedEdition/movies.html ・「On YouTube - 佐野元春 'ナポレオンフィッシュと泳ぐ日' の時代」 http://www.moto.co.jp/NF_LimitedEdition/movies.html |
||||||||||||
| 佐野元春 with THE HEARTLAND Napoleon Fish Tour '89 |
||||||||||||
コンサート会場には「ハンガー・プロジェクト」のブースが設置してあった。「ハンガー・プロジェクト」は世界の飢餓を西暦2000年までに終わらせることを目的にした非営利団体で、会場でリーフレットの配布と署名運動を行っていた。「ハンガー・プロジェクト」のリーフレットには横浜スタジアムで署名が3,000通集まり、パンフレット収益金500万円が「ハンガー・プロジェクト」に寄付されたと書いてあった。また、拘禁二法案廃案をアピールした声明文の配布が行われていたが、僕は佐野元春とは直接関係ないと思ったので拘禁二法案廃案のほうは無視した。 ステージ後方のスクリーンにリチャード・ミズラックの写真集『Desert Cantos』からスライドが製作されて映し出されていた。これはツアーにヴィジュアル・デザイナーとして参加したジョー・マジオによるもの。 「おれは最低」で佐野元春が溜めを作って足を踏み鳴らすところ。じれたオーディエンスから「早くやれ!」と野次が飛んだ。会場の空気がピリピリと張り詰め緊張が走った。ライヴではオリジナル曲のアレンジを変えることが多かったけれど、ナポレオンフィッシュ・ツアーでは途中からセットリストに加わることになった「シェイム」が話題となった。このときのライヴ・ヴァージョンは『The Golden Ring』で聴くことができる。大阪フェスティバルホール公演はライヴ映像作品『Napoleonfish Tour '89』となって発表された。 ■Napoleon Fish Tour '89 1989年10月31日(火) 大阪フェスティバルホール 2階M列R11番 佐野元春(Vocal/Guitars) 長田進(Guitars) 小野田清文(Bass) 古田たかし(Drums) 里村美和(Percussion, Keyboard) 阿部吉剛(Piano, Keyboard) The Tokyo Be-Bop 石垣三十郎(Trumpet) ボーン助谷(Trombone) ダディ柴田(Saxophone) |
||||||||||||
|
|
||||||||||||