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■the 20th anniversary year
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佐野元春 and The International Hobo King Band
International Hobo King Tour
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1996年2月11日(日) 大阪フェスティバルホール
立ち見
佐野元春(Vocal, Guitar）
小田原 豊(Drums)
井上富雄(Bass)
佐橋佳幸(Guitars)
KYON(Keybords)
西本 明(Keybords)
Melodie Sexton（Background Vocal）
Sandi Sexton（Background Vocal），
<スカパラ・ホーンズ> (from 東京スカパラダイスオーケストラ)
NARGO(Trumpet)
北原雅彦(Trombone)
冷牟田竜之(Alto Sax)
GAMOU(Tenor Sax)
谷中 敦(Baritone Sax)
Set List
01 約束の橋
02 International Hobo King
03 十代の潜水生活
04 Happy Man
05 New Age
06 新しいシャツ
07 Complication Shakedown
08 Wild On The Street
09 Strange Days
10 （You Make Me Feel Like ）A Natural Woman
11 君を連れてゆく
12 ナポレオンフィッシュと泳ぐ日
13 99 Blues
14 Individualists
15 So Young
16 Someday
17 楽しい時
18 悲しきRadio〜デトロイトメドレー
Encore
19 Night Life
20 彼女はデリケート
チケットはなかった。それでも僕は当日券を求めてフェスティバルホールに来ていた。ダフ屋が2万円と声をかけてきた。うるさかったので定価なら買うと言ってやった。男は声を荒げ睨みつけた。僕は彼の顔をじっと見ていた。当日券の発売はなかったが、今夜のライヴを諦めて帰ろうという気持ちは消えていた。開演時刻が近づいた時、さっきの男が立ち見券を手にして「定価やったら買うんやろ」とチケットを差し出した。
1階席の後ろはもう立錐の余地もない。ステージの様子は前の人の頭越しにチラチラと見えるだけだった。それでもメロディ・セクストンが歌う「（You Make Me Feel Like ）A Natural Woman」の時には視界が開けて(笑)、素晴らしいヴォーカルを堪能した。「Someday」ではダディ柴田が登場した。
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佐野元春 and International Hobo King All Stars
FRUITS PUNCH
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1996年12月21日(土) 大阪城ホール
アリーナ35列25番
佐野元春(Vocal, Guitar）
小田原 豊(Drums)
井上富雄(Bass)
佐橋佳幸(Guitars)
KYON(Keybords)
西本 明(Keybords)
Melodie Sexton（Background Vocal）
Sandi Sexton（Background Vocal），
<スカパラ・ホーンズ> (from 東京スカパラダイスオーケストラ)
NARGO(Trumpet)
北原雅彦(Trombone)
GAMOU(Tenor Sax)
谷中 敦(Baritone Sax)
ROUND ABOUT ORCHESTRA
井上 鑑(ストリングス・アレンジ・コンダクター)
Set List
01 International Hobo King
02 So Young
03 Happy Man
04 君を探している(朝が来るまで)
05 ぼくは大人になった
06 Freedom
07 サンチャイルドは僕の友達
08 君を連れてゆく
09 空よりも高く
10 99 Blues
11 Complication Shakedown
12 Wild On The Street
13 彼女はデリケート
14 約束の橋
休憩
15 International Hobo King
16 楽しい時
17 僕にできることは
18 天国に続く芝生の丘
19 夏のピースハウスにて
20 経験の唄
21 すべてうまくはいかなくても
22 ヤァ！ソウルボーイ
23 十代の潜水生活
24 太陽だけが見えている
25 霧の中のダライラマ
26 そこにいてくれてありがとう
27 Do What You Like
28 Someday
29 Christmas Time In Blue
30 悲しきRadio〜デトロイトメドレー
*能時祐子著『フルーツ・ダイアリー』には4曲目「Strange Days」と書いてある。
大阪城ホールの場内案内の女性がサンタクロースの扮装をしていた。会場内には1983年のMotoharu Radio Showのクリスマス特集がながれていた。開演前のそんなクリスマス・ムードが楽しかった。座席に置いてあったペーパーには、驚いたことに今夜の演奏予定曲が書いてあった。
佐野元春とIHKB(The International Hobo King Band)6人だけのFRUITS TOURが、ハートランド時代との違いを感じさせ戸惑ったという印象があった。それだけにスカパラ・ホーンズやオーケストラが加わったスペシャル・コンサートには期待と不安が入り混じっていた。「太陽だけが見えている」からのメドレーに圧倒された。
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佐野元春 and the Hobo King Band
The Barn Tour '98
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1998年3月27日(金) 大阪フェスティバルホール
立ち見
佐野元春(Vocal, Guitar）
佐橋佳幸(Guitars)
KYON(Keybords)
井上富雄(Bass)
小田原 豊(Drums)
西本 明(Keybords)
Set List
01 ぼくは大人になった
02 君を探している(朝が来るまで)
03 ロックンロール・ハート
04 ７日じゃたりない
05 Doctor
06 ドライブ
07 マナサス
08 誰も気にしちゃいない
09 どこにでもいる娘
10 ヘイ・ラ・ラ
11 風の手のひらの上
12 Young Forever
13 約束の橋
14 Someday
15 太陽だけが見えている
16 霧の中のダライラマ
17 そこにいてくれてありがとう
18 Down Town Boy
Encore
19 Pop Children
20 ガラスのジェネレーション
21 悲しきRadio〜デトロイトメドレー
22 水上バスにのって
The Barn Tourはアルバムがリリースされた直後にチケットが売り出された。当初、関西は京都、神戸、大阪と3公演だけで、僕が手にしたチケットは立ち見券だった。その後、2月の末にツアー・ファイナルとして大阪2Daysの日程が発表された。でも僕はぴあを見て、最初から大阪は3Daysだと知っていた。いままでは3Daysでも1日しか参加しなかったが、ネット(能地祐子のSmall Town Talk)での盛り上がりや、ファイナル・ステージを観たいという気持ちもあって、2公演観ることにした。
初日公演は立ち見券なので開場前から並んでよい場所を確保しようとしていた。すると次から次へとチケットを余らせた人たちが「引き取ってもらえないか」と声をかけてきた。彼らは口々に「急用が出来て今夜は観れない」と話していたが、僕にはどうしてもインチキにしか聞こえなかった。急用があるのならチケットを売る時間だってないんじゃないのか、どうせ他の日のチケットも持ってるんだろ、そう思って僕はすべて断った。ただ、本当に佐野元春のファンらしい女性が、引き取り手を見つけられずに、右往左往していたのが、なんだか可哀想に感じた。
そんな開演前のひとこまが、僕を素直な気持ちにさせたのか、「Someday」の時に一緒になって歌おうとしていた僕はすぐに歌えなくなった。胸の奥からこみあげる熱いものが喉もとで声を詰まらせた。ふいに目頭が熱くなり泣いていた。不思議なことに僕はもうひとりの自分がすぐそばにいて、じっと黙って僕を見つめているような気がした。それは励ますかのような優しい眼差しであり、すべてを肯定しているみたいだった。
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佐野元春 and the Hobo King Band
The Barn Tour '98
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1998年3月29日(日) 大阪フェスティバルホール
2階B列L32番
佐野元春(Vocal, Guitar）
佐橋佳幸(Guitars)
KYON(Keybords)
井上富雄(Bass)
小田原 豊(Drums)
西本 明(Keybords)
GUEST
John Simon(Keybords)
Garth Hudson(Keybords)
Set List
01 Young Forever
02 風の手のひらの上
03 ヘイ・ラ・ラ
04 どこにでもいる娘
05 誰も気にしちゃいない
06 マナサス
07 ドライブ
08 Doctor
09 So Goes The Song
10 ７日じゃたりない〜Garth Hudson Solo
11 ロックンロール・ハート
12 約束の橋
13 Rock & Roll Night
14 太陽だけが見えている
15 霧の中のダライラマ
16 そこにいてくれてありがとう
17 Down Town Boy
Encore
18 ガラスのジェネレーション
19 ぼくは大人になった
20 悲しきRadio〜デトロイトメドレー
後にビデオ/DVD(『BARN TOUR '98-LIVE IN OSAKA』)にもなったファイナル・ステージ。ゲストにジョン・サイモンとガース・ハドソン。ライヴ終了後に客席の能地祐子も紹介された。僕は2階席だったので見えなかったが。
ジョン・サイモンは阪神タイガースの帽子をかぶり「So Goes The Song」を歌った。佐野元春が歌詞を提供したジョン・サイモン作の曲。人柄が溢れるような穏やかさがあった。ガース・ハドソンは「７日じゃたりない」でソロを披露した。それが長くて(笑)、あとでビデオを観ると15分もあった!
アドリブなんていうものではなくて、まさにインプロビゼーションだった。やはり奇人なのだ、ガースは。
'90年代を通して佐野元春に胸を踊らせることが少なくなっていた。アルバム『The Barn』は、このツアーまでに1回か2回しか聴いていなかった。能地祐子は確か「やりたいことがわかりすぎるから何度も聴く必要はなかった」なんて書いていたと思うのだが、僕の本当の気持ちはどうだったのだろう?
このライヴのあと僕は何度も何度も『The Barn』を聴いた。
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Special Thanks To Napoleon Fish Days
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