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佐野元春 and The Hobo King Band Billboard Live 'Smoke & Blue 2017' |
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| 2017年11月、約一年ぶりにSmoke & Blueが開催された。今回はビルボードライブ公演のほか、はじめて名古屋のブルーノートでも行われ、今後このシリーズの発展が楽しみになってきた。 佐野元春は現在、2011年のセルフカバー・アルバム『月と専制君主』の続編を製作中ということで、当初はこの秋のリリースを予定していたそうだが、レコーディングの現場であの曲もこの曲もと欲が出てきて、この際だから発売を遅らせてじっくりと取り組んでいるとか。 その中から今回のSmoke & Blueに合わせてダウンロード配信のみのシングルが発売になった。1980年のデビュー・アルバム『Back To The Street』の1曲目を飾った「夜のスウィンガー」をニューオリンズ・スタイルのルーズなロックンロールに仕立てた「こんな夜には」。カップリングは1992年のアルバム『sweet 16』に収録されている「ポップチルドレン(最新マシーンを手にした陽気な子供たち)」をブギに仕立てた「最新マシンを手にした子供達」。これらの2曲はライヴの中でも演奏された。中でも本公演で初めて披露した「最新マシンを手にした子供達」はひりひりするほど刺激的だった。 Smoke & Blue 2017で話題をさらった楽曲といえば新曲の「迂闊なことは言えない」もそうだろう。"喋りすぎてはいけない / 口は禍の元だよ"と南米のカリプソのようなリズムに乗せて世知辛い世の中を風刺している。古田たかしのドラミングは一見の価値があった。 最後に「アンコールに代えて」と言って歌ったのが「I'm In Blue」。アルバム『SOMEDAY』のB面1曲目に収められた楽曲だ。もともとはデビュー・アルバムのプリ・プロダクションでシングルになった「アンジェリーナ」、「さよならベイブ」、「バッドガール」とともに取り上げられた楽曲。Dr.kyOnがウーリッツァーを弾いて、ちょっとAORっぽい懐かしいサウンドがよみがえった。胸に沁みる名曲で、そうアルバムの中の隠れた名曲を掘り起こすこのシリーズにぴったりの選曲だった。 ■佐野元春 and The Hobo King Band Billboard Live ‘Smoke & Blue 2017’ 2017年11月1日(水) ビルボードライブ大阪 1st Stage(入場整理番号25番) 佐野元春(Vocals, Guitar) 古田たかし(Drums) 井上富雄(Bass) Dr.kyOn(Keyboards) 笠原あやの(Cello) Set List 01 Do What You Like 02 トーキョー・シック 03 Happy End 04 The Message 05 迂闊なことは言えない 06 エンジェルフライ 07 ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 08 観覧車の夜 09 レイナ 10 Young Bloods 11 こんな夜には 12 最新マシンを手にした子供達 13 Individualists 14 I'm In Blue ■佐野元春 and The Hobo King Band Billboard Live ‘Smoke & Blue 2017’ 2017年11月1日(水) ビルボードライブ大阪 2nd Stage(カジュアル・シート D1-3,4番) ■佐野元春 and The Hobo King Band Billboard Live ‘Smoke & Blue 2017’ 2017年11月9日(木) ビルボードライブ大阪 2nd Stage(入場整理番号18番) 佐野元春(Vocals, Guitar) 古田たかし(Drums) 井上富雄(Bass) Dr.kyOn(Keyboards) 笠原あやの(Cello) Set List 01 Do What You Like 02 トーキョー・シック 03 Happy End 04 僕にできることは 05 迂闊なことは言えない 06 エンジェルフライ 07 ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 08 ブルーの見解 09 レイナ 10 約束の橋 11 こんな夜には 12 最新マシンを手にした子供達 13 Vanity Factory 14 I'm In Blue |
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